カーマイン・ストリート・ギター

  • 2019.08.13 Tuesday
  • 17:41

 

映画。「カーマイン・ストリート・ギター」

これは存在するお店の名前そのものらしい。

ふと映画館の前通りかかった時に、なんとなく気になったので見てきた。前知識を入れずに。

どうやら廃材をギターに変えるという職人技でギターを作っているお店らしい。

ニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジという面白そうな街にあるという。

ドキュメンタリーなので、こんなお店が実際にあるって言うことにすごくワクワクした。

なんだか夢の世界。

この人たちのしていることってなんて素敵な仕事なんだろう、と心から思った。

 

リックというおじさんと、シンディという可愛い女の子の弟子の二人。

あとはリックのお母さんがお手伝いをしている。

シンディは5年前に弟子になりたいと言って弟子にしてもらったらしい。

シンディの誕生日を、リックとシンディの友達でお祝いするところがすっごいよかった。

ギターの形のケーキがあって、ささやかな幸せというのはこういうことかな?と思った。

「ここにきてなかったら私はどうなっていたかわからない」というようなセリフが刺さった。

この人は、自分の人生を自分で選びとっているなって気がした。

リックという人は、お店をはじめたわけだからもちろんすごいけど、それがこうやって世代を超えて伝わって行くことがすごいなあと思った。

お店に来ている人たちも、その会話も全部よかった。トゲトゲした感じも全然なくて。

ギターに愛情がある人ばかり。

 

私って未だにギターが木からできているという実感が薄くて、だからピカピカで綺麗な色のボディだったらかわいい!何でできてても気にしないし!とか思ったりしてたんだけど、せっかく木でできているのなら、木を活かしたものってすごい素敵じゃないか、と今更感じる。

そしてその木の歴史を感じられるなんてそんなすごいことない。

わたしのとことん変なものがいいっていう考えは、意味自分がないからものに頼りたいってことなんだろうか?という気もする。

このお店のギター触ってみたいな・・・という気持ちが芽生える。どうやら映画に合わせて観光ツアーも組まれているらしい。

まあまあに高い。

でもアメリカなら英語だし、自分でいけるだろという気もしないでもない。

ちなみにこの前楽器屋さんでギターの作り方という本があってちょっと立ち読みしたけれど、すっごい大変そうだった。

面白そうだったけれど。

 

いろんな場所が変わってしまって、でもここはずっとこのままで存在してくれて嬉しいって言われてて、そういうことだよねと思う。

リックが、

「ずっとあるよ」

と返事しているのがすごいあったかい気持ちになった。

 

結局生き残るために、とかもっといろんな人に届けるためにと言い出して、効率化だとかはじめて、デジタルを持ち出しちゃうとどんどん人間味がなくなっていく。

授業でやった小売店のデジタル化がつまらないなみたいな感情に、なるだろうなあ。

現在のギターの購入層がどうのこうので、とかそういうデータ分析からこれが流行るとか作るようになったらなんだか切なすぎる。

こういう場所がそのまま存続してくれるっていうのは、未来に対する希望な気がした。

わたしは。

古い建物が壊されて新しいものに変わる。それ自体は時代の流れの必然でもあるし、悪いことではない。

でも、建物の歴史だとか、そこでどんな人たちが生きていたのか。

そういうものを忘れないっていうことは大事なのかもしれない。

 

 

とりあえず

ずっとこの映画の世界の中にいたかった感覚のまま終わった。

夢でもみてたのか、という気持ち。

 

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