サラバ

  • 2017.11.17 Friday
  • 10:23

サラバ 西加奈子

読書感想文

もちろんネタバレになります

 

 

 

上巻は、特別どうこうっていうのはなくでも飽きることもなく全部読めたという感じ

 

中巻で、歩のことが嫌いになった

こういう人苦手だし絶対に関わりたくない部類だわ、と思った

他人の顔色ばっかりうかがって、自分が全くないのに合わせることだけうまくて、だからそこそこうまくいっていて、世渡り上手なだけ

こういう人の考えていることは全然わからなかったから、もしこういう人がいっぱいいたら世の中こわいなって少し思うくらい苦手だと思った

女に対しても、結局何を求めてんの?って感じでくだらないなあと思ってしまっていた

常に自分が上じゃないと嫌みたいな感じだし

中身のない外見だけの男って言うイメージがすごいついてしまった

須玖に対しての歩の気持ちですごくショックだったのは、私が須玖の気持ちはわかるのに歩の気持ちはわからなかったこと

なんで死ぬのが自分じゃないんだろう?って考える須玖を歩は避けて関わらないようにしたところは本当に軽蔑だわ、とさえ思った

でもだいたいの人は、そんなこと言われてもめんどくさくて、楽しい話してくれないならもう友達辞めようって思うだけなのかなと思ったら悲しくなった

歩と自分に共通点を見出すことがずっとできないでいた

 

下巻になったら、きっと何かすごいことが起こるのだろう、歩のこと好きになれるんだろうって期待してとにかく続きが気になって下巻を読むスピードは恐ろしく早かった

下巻も全部読み終わった感想は、やっぱり歩が苦手なままという

ちょっとがっかりさえしている

歩がはげたことも、笑えるなあとさえ思ってしまった、ざまあみろ。調子に乗りすぎたんだぞと、外見に頼りすぎていたからそうなるんだ、と

というか、34歳で、無職ではげかけだけど、とかいちいちどうでもよくないかなあとか思う

なんでそんなこと気にするんだろうなあ

まあ生きていくのにずっとそうはできないってことなのかもしれない

そんなに気にするなら一流企業に勤めればよかったのに、とかいろいろ謎で

きっと歩も歩なりに悩みすぎてはげたり、しているんだろうなあって思うけどやっぱり気持ちは寄り添えない

遺産はどれだけもらえていたんだろう、なんだかんだ圷、今橋家お金には恵まれていていいなあと感じた

というかお父さん他人の借金まで返してどんだけ稼いでいたんだよと

 

本当にちょっとだけうるっときたところはあったにせよ、ほぼほぼ泣くことはなかった、私が泣かないのは珍しいと思った

読んでいる時に、心が震えるというよりは、ただただ物語として気になって読んだ

もちろん、歩が成長したのはよかったけど私にとっては何にも魅力を感じないままで終わってしまった

嫌悪感がすごい

魅力のない主人公の文をひたすら読んでいたのか、と思ったらちょっと何とも言えない気持ちにさえなった

 

貴子がものすごい救われ方をしたことにほっとしたけど

結局時間がたつということは、自分が大人になるということは、親も変わり、おばあちゃんも矢田のおばちゃんも死んでいってしまうということなんだということは強烈に苦しいと思った

 

わかっていても、その事実は苦しい

私の中で、いなくなった人たちは本当によく出てくるから、いまだに消化できていないからこそ、苦しかった

そして今後も生きていくということは、もっともっと失うということだとわかっているからこそ私は苦しいんだろうって思った

それ以上の何かを手に入れたら楽になるんだろうか

でも、それだってずっとあるわけじゃない、そんな保証はない

だからといってこのままでいいということでもない

このままでは、生きていけないってわかっている

 

自分が何に悩んでいるのか全くわからない、でもとにかくずーっと深い霧のなかにいるみたいだ

でも他人からみられる自分を気にして生きていたら、こんな生き方はしていないはずだしもともと私は信じるものを持っている気はする

他人と同じ生き方にも興味がない

だからこそ自分に対して何も見えない時期は本当に辛い

 

愛されなかったということで曲がりくねってそのまま大人になっても、結局その愛が手に入らなくても、「大人だから」と言う理由でまっすぐにならないとみんなからただの変な大人扱いということは悲しいなと感じた

引きこもって何かを訴えても、親は数年我慢すれば成人するし、そうしたら責任なくなるからあとは知らない、とかだったら結局問題を解決はできない

 

この本が言いたいことはまだあんまり理解できていないのかもしれない

ものすごい深い本だとしたら、何回も読まなきゃいけないのかもしれない

でも私はもう読まない気がするから実家にでも渡しておこう

と言う感じ

家族の問題っていうのは一生自分の中に残るんだろうな、それはなんとなく感じている

この先出会う人で、私は話したいと思う人が来るんだろうか

 

久しぶりに長編の本にのめりこめたのはよかった

 

もういらないんじゃないかって思ったりする

  • 2017.10.14 Saturday
  • 16:05

河野裕「ベイビー、グッドモーニング」

 

読んでいる時うっすら泣きたい気持ちがずーっと続いた

目の奥が、ツーンとする感じで、心が刺激されている気がした

クラウンの話は特に泣いた

生きるっていうのは、なくなるっていうのは

残されるっていうのは

 

読み終わって、ああもうこの世界は終わってしまったって言う悲しみ

こういう本を定期的に読まないと現実のよくわからないことに飲まれてしまうと思った

次に読む本まだ見つからない

 

現実的な本も読むのもいいけど、物語を読むっていうことを忘れたくないな

 

今はなににも心が動かないよ

からだだけ動かしているだけだ

 

何にも感じてないわけじゃないんだけど、言葉にできるほどでもなくて

立ち止まったらもう歩いたり走ったりも出来ない気がするからとりあえずわけもわからず動いているだけ

何にもなっていない

 

 

 

calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< December 2017 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM